ゲーミングモニターの選び方も、パソコン同様ある程度の知識が必要になります。
ただ、パソコンを選ぶよりも覚えることは少ないので、ポイントを抑えて失敗しないようにゲーミングPCモニターを選ぶのがおすすめです。
快適にゲームをしたいならリフレッシュレート重視
ゲーミングモニターで絶対に調べなければいけないのがリフレッシュレートという1秒間うちにモニターが描画を行うコマ数のことです。
このコマ数が多ければ多いほど滑らかな映像になり、コンマ数秒表示が早くなるということにも繋がります。
そのためPUBGやCounter-Strike: Global Offensive(CS:GO)などの本格FPSゲームなどをプレイする際は240Hzくらいのリフレッシュレートが高いモニターを使っている方がゲームが有利になります。
ゲームのジャンルによって必要なリフレッシュレートは異なる
ただ、FPSゲームをプレイしないという人はそこまでリフレッシュレートが高いゲーミングモニターにこだわる必要はありません。
通常のテレビやパソコンのモニターは約60〜75Hzのリフレッシュレートなので、120Hzほどのスペックのモニターであればストレス無くゲームをプレイすることができます。
モニターの応答速度でコンマ1秒の勝負が決まる
またリフレッシュレートとともに気にしていおきたいのが、モニターの応答速度の数値です。
リフレッシュレート(Hz) | モニターで1秒間に画面を書き換えることのできるコマ回数のことです。この数値が大きくなるとより滑らかに、早く画面が切り替わる。 |
応答速度(ms) | 応答速度とはコントローラー(パソコン)からの信号による反応速度のことです。この数値が低いほど応答速度が早いということ。通常は5ms以下のモニターが良いと言われています。 |
1msのゲーミングモニターなら、一瞬の判断が大切になるFPSや格闘ゲームもほぼ遅延ナシでゲームをプレイすることが出来ちゃいます!
応答速度が2ms以下だと色の変化が残りづらく、FPSなどコンマ1秒で勝敗が決まってしまうゲームだと大きな影響が出てきます。
最近だと0.3msのモニターも出てきていますが、1msのモニターを選んでおくとFPSで「エイムが合っているはずなのに撃ち合いで負ける」というのを防ぐことができます。
ゲーミングPCモニターの価格はサイズ・解像度でも変わる
ゲーミングPCモニターの解像度は4K出力対応のゲーム用モニターやフルHDのゲーミングPCモニターなど様々あります。
サイズに関しても、13インチくらいの小さなものから、2つの画面がつながったようなワイドなものがあったりと様々です。
フルHDのゲームタイトルが多いのでフルHDモニターが人気!
最近では4K対応タイトルが増えてきていますが、Steamでもまだまだ主流はフルHDのゲーム、ゲーミングPCモニターを使っている人が多いです。
注意したい点が4K対応ゲーミングモニターを使うなら、PCが4K対応か?というのも調べておく必要があります。
パソコンのグラフィックカードがGeForce GTX 1080Ti以上でないと、4Kで出力するのがかなり厳しいです。
さらに、4K対応ゲーミングモニターはリフレッシュレート60Hzのモニターがほとんどなので、プレイするゲームによっては無理に高い金額で4K出力対応のゲーミングPCモニターを選ぶ必要はありません。
FPSもノンストレス!144Hz以上のおすすめモニターはこれ
FPSゲームをするにもストレスなく、ゲームができるゲーミングPCモニターを4種類選んでみました。
特にFPSゲームをするのであれば応答速度が1ms以下、リフレッシュレートは「144Hz」のゲーミングPCモニターがおすすめです。
リフレッシュレートが「144Hz以上」のモニターも紹介していますが、ゲームによっては体感が感じられなかったり、大会に出場するくらいこだわり人向きのモニターなので、ZOWIE XL2411Pがバランスもよくドット抜けになっているという評価も少ないのでおすすめです。
ZOWIE XL2411P
商品名 | ZOWIE XL2411P | 価格 | 24,840円 |
メーカー | BenQ | サイズ | 24インチ |
リフレッシュレート | 144Hz | 応答速度 | 1ms |
解像度 | 1920×1080(フルHD) | 液晶の光沢 | ノングレア |
ポート(入力端子) | DVI×1・HDMI×1・DisplayPort×1 | VESAマウント | あり |
ZOWIE XL2411PはBenQのゲーミングPCモニターの中でも大人気のモニターです。
リフレッシュレート、応答速度も早いのでこれ以上コスパの良いモニターはなかなか見つからないと思います。
24GL600F-B
商品名 | 24GL600F-B | 価格 | 22,980円 |
メーカー | LG | サイズ | 23.6インチ |
リフレッシュレート | 144Hz | 応答速度 | 1ms |
解像度 | 1920×1080(フルHD) | 液晶の光沢 | ノングレア |
ポート(入力端子) | HDMI×2・DisplayPort×1 | VESAマウント | あり |
24GL600F-BもZOWIE XL2411Pと比べ遜色はないですが、ややモニターサイズが小さいです。
ただ、HDMIが2つあるので、パソコン以外にも複数のゲームを繋ぐという場合は24GL600F-Bがおすすめです。
PG258Q
商品名 | PG258Q | 価格 | 63,257円 |
メーカー | ASUS | サイズ | 24インチ |
リフレッシュレート | 255Hz | 応答速度 | 1ms |
解像度 | 1920×1080(フルHD) | 液晶の光沢 | ノングレア |
ポート(入力端子) | HDMI×1・DisplayPort×1・USB3.0×2 | VESAマウント | あり |
リフレッシュレートにこだわるならPG258Qがコスパも良いです。
ただ、「VESAマウントに難有り」との情報もあるので、モニターアームを使うという人は選ばないほうが良いかも。
EX-LDGC251UTB
商品名 | EX-LDGC251UTB | 価格 | 40,949円 |
メーカー | I-O DATA | サイズ | 24.5インチ |
リフレッシュレート | 240Hz | 応答速度 | 0.6ms |
解像度 | 1920×1080(フルHD) | 液晶の光沢 | ノングレア |
ポート(入力端子) | HDMI×2・DisplayPort×1 | VESAマウント | あり |
高リフレッシュレートで応答速度も早いほうが良い!という人には、EX-LDGC251UTBがおすすめです。
PG258Qとそこまで大きくリフレッシュレートは変わりませんが、価格が2万円以上安いので、こちらを選ぶという人も多い印象です。
プレステ4にもおすすめの60Hzモニターはこれ
FPSや格闘ゲーム以外のジャンルやPS4をプレイするならリフレッシュレート60Hzくらいのゲーミングモニターも候補に入れてみて良いと思います。
EX-LDGC252STBというゲームモニターなら、リフレッシュレート75Hzでコスパ抜群なのでおすすめです。
EX-LDGC252STB
商品名 | EX-LDGC252STB | 価格 | 17,652円 |
メーカー | I-O DATA | サイズ | 24.5インチ |
リフレッシュレート | 75Hz | 応答速度 | 0.6ms |
解像度 | 1920×1080(フルHD) | 液晶の光沢 | ノングレア |
ポート(入力端子) | HDMI×2・DisplayPort×1・アナログRGB×1 | VESAマウント | あり |
I-O DATAのEX-LDGC252STBはプレステ4では十分な75Hzというリフレッシュレートに加え、応答速度も0.6msと早いのが特徴のゲーム用モニターです。
価格も1万円台と比較的リーズナブルな値段設定なので、初めてのゲーミングモニターで導入する人も多いんです。
細かいけどモニターのポートやノングレアかどうかもチェック
ゲーム用モニターを選ぶときはゲーム用パソコンのポート(HDMIやDisplayPortなど)の種類や、画面の写り込みの原因に名もなる光沢の基準になるグレア(光沢)かノングレア(非光沢)ノングレアも少し気にしましょう。
モニターのポートがパソコンのポートに対応していないと変換ケーブルなどが別途必要になったり、その変換のせいで遅延が生じることもあります。
また液晶がグレア(光沢)の場合、ゲームの表示はきれいに見えますが、目が疲れやすいので、長時間プレイをするのであれば画面の写り込みが少ないノングレアを選びましょう。
ゲーミングPCのモニターで失敗したくないなら
ゲーミングPCのモニター選ぶときは、
- リフレッシュレート(Hz)
- 応答速度
この2つの数値を参考にしながらサイズや解像度の良いものを予算に合わせて選ぶと、失敗しないのでゲーミングPCのモニターのおすすめの選び方です。
ゲーミングPCのスペックやモニター出力できるポート、ケーブルが異なることもあるので、ノングレアやデザインにこだわって、ゲーミングPCに合わないモニターを買ってしまうということのないようにしましょうね。